新型インフルエンザのリスク

新型インフルエンザによる死者が昨日で43名になったと報道されていました。

今日は週明けの、しかも連休の谷間ですから、大事を取ってお休みという生徒も多いでしょうね。おそらく、先週よりも多くの学校で、学校閉鎖や学級閉鎖になるだろうと予想されます。いろんな行事や大会も予定されているでしょうから、その運営も大変ですし、困りものです。これから入試の時期と重なってくると、ますます対応をどうしていったら良いのか、頭を悩ませなければいけませんね。

ただ、マスコミもちょっとあおりすぎと思いませんか。

インフルエンザが原因と見られる死者が出るたびにニュースで大々的に取り上げて、まるで、今にも自分の知人や家族が同じように死の危険にあるように錯覚させています。「43人も死亡している!」と取るか、「まだ43人しか」と考えるかで、全然違いますよね。冷静に、冷静に。

ちなみに、警察庁のHPにのっている今年の交通事故者数を調べると、今年は昨日までの時点で3,891人だそうです。実に、毎日12人~13人が死亡している計算になります。さらに言えば、最近は自殺者の数がものすごく増加していて、平成19年度1年間でなんと33,093人も自殺しているそうですよ。これなんて1日あたり90人以上です。

要するに、新型インフルエンザにかかって死ぬリスクは、交通事故死のリスクの100分の1、自殺するリスクの1000分の1ということになります。

ではなぜ、インフルエンザをすごく危険なもののように感じてしまうのか。それは、マスコミがリスクをあおるから以外にありません。今インフルエンザで一人でも亡くなれば必ず全国ニュースで扱われますが、その日に交通事故死が出てもせいぜい地方ニュースでの扱いで、自殺者が何人出てもニュースにもなりません。

だから、交通事故で死ぬ確率はインフルエンザで死ぬ確率の100倍もあるのに、交通事故よりもインフルエンザに危険性を感じてしまうことになります。

ただ、同じ交通事故でも、飲酒運転や、教職員がからんでいたりすると全国ニュースです。自殺も、集団自殺だったり、小さな子どもや介護者の居る家庭での無理心中などは全国ニュース扱いですね。要するに、マスコミというものは、世論が興味を惹きそうなものを大々的に扱い、それ以外は黙殺してしまうんですね。彼らも商売ですから。

マスコミなんて、そんなもの・・・と言えばそれまでなんですけど。

やっぱり鵜呑みにするのは良くないと思います。

インフルエンザは大変ですけど、くれぐれも冷静に!!


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